セレナ e-POWERに乗り続けるうえで気になるのが、バッテリー交換費用ではないだろうか。
特に、駆動用のリチウムイオンバッテリーは高額なため、交換のタイミングやコストについて正しく理解しておくことが重要だ。また、セレナ e-POWER にはバッテリーが2個搭載されており、補機バッテリーの交換時期や費用も一緒に押さえておくべきだろう。
では、セレナ e-POWERは何年乗れるか。その答えは、バッテリーの寿命と交換の適切なタイミングに大きく左右される。駆動用リチウムイオンバッテリーの寿命は一般的に長いとされているが、使用環境によっては劣化が早まることもある。補機バッテリーは消耗品のため、定期的な交換が必要になる。
また、バッテリー交換を 自分で行うか、ディーラーに依頼するかも悩むところだ。
補機バッテリーならDIYで交換可能だが、駆動用バッテリーは高電圧のためディーラーでの対応が必須となる。交換後にはリセット作業が必要になることもあり、その理由を把握しておくことも大切だ。
本記事では、セレナ e-POWERのバッテリー交換時期の目安やバッテリー交換費用の相場について詳しく解説する。さらに、交換費用を抑える方法やバッテリーを長持ちさせるコツも紹介するので、コストを抑えつつ長く快適に乗り続けたい人はぜひ参考にしてほしい。
記事のポイント☝️
- セレナ e-POWER のバッテリー交換費用の相場と交換時期の目安
- 駆動用リチウムイオンバッテリーと補機バッテリーの違いと役割
- バッテリー交換をディーラーに依頼する場合と自分で行う場合の違い
- バッテリー交換費用を抑える方法と注意点
セレナ e-POWER バッテリー交換費用の相場と目安

- セレナ e-POWER バッテリー交換費用はいくらかかる?
- バッテリー交換時期の目安はいつ?
- バッテリーが2個必要な理由
- リチウムイオンバッテリーの寿命について
- バッテリー交換 リセットの方法とは?
セレナ e-POWER バッテリー交換費用はいくらかかる?

セレナ e-POWER のバッテリー交換費用は、バッテリーの種類や交換を依頼する場所によって大きく異なります。セレナ e-POWER には「駆動用のリチウムイオンバッテリー」と「補機バッテリー(12Vバッテリー)」の2種類が搭載されており、それぞれ交換費用が異なります。
まず、駆動用のリチウムイオンバッテリーは車の走行に直接関わる重要な部品であり、非常に高価です。ディーラーで交換する場合、一般的には数十万円以上かかるとされています。具体的な価格は車種の年式やバッテリーの状態によって異なりますが、仮に新品に交換すると50万円〜100万円程度の費用がかかる可能性があります。ただし、通常の使用では長期間の耐久性があるため、頻繁に交換するものではありません。
一方、補機バッテリー(12Vバッテリー)は、エンジンの始動や車内の電子機器を動かすために必要なもので、寿命がくると交換が必要になります。こちらは約2〜5万円程度で交換できるケースが多く、ディーラーやカー用品店、整備工場などで対応可能です。自分で交換する場合は、バッテリーの種類によっては1万円台で購入できることもありますが、交換作業に注意が必要です。
交換費用を抑える方法としては、ディーラーではなくカー用品店や整備工場で交換する、もしくは自分で交換できるバッテリーを購入して取り付けるといった選択肢があります。ただし、駆動用バッテリーの交換は専門的な技術が必要なため、ディーラーなどの正規のルートで交換する方が安全です。また、バッテリーの保証期間内であれば無償交換できる可能性もあるため、事前に確認することをおすすめします。
このように、セレナ e-POWER のバッテリー交換費用は種類によって大きく異なり、補機バッテリーは比較的手頃な価格で交換できる一方、駆動用バッテリーは高額になる傾向があります。そのため、日常の点検やメンテナンスをしっかり行い、バッテリーの寿命を延ばす工夫をすることが重要です。
バッテリー交換時期の目安はいつ?

セレナ e-POWER のバッテリー交換時期は、使用状況やバッテリーの種類によって異なります。主に「駆動用のリチウムイオンバッテリー」と「補機バッテリー(12Vバッテリー)」の2種類があり、それぞれの寿命や交換タイミングを把握しておくことが大切です。
まず、駆動用リチウムイオンバッテリーは、エンジン車のエンジンに相当する重要なパーツです。一般的に10年または走行距離10万km以上の耐久性があると言われており、頻繁に交換する必要はありません。ただし、長期間使用するとバッテリーの性能が劣化し、航続距離の短縮や燃費の悪化といった症状が現れることがあります。特に、走行時の加速が鈍くなったり、充電効率が落ちたりした場合は、交換の検討が必要になる可能性があります。
一方、補機バッテリー(12Vバッテリー)は、通常のガソリン車と同様に消耗品であり、一般的に2〜5年が交換の目安とされています。補機バッテリーはナビやエアコン、ライトなどの電子機器を動かす役割を担っているため、劣化するとエンジンがかかりにくくなったり、電装品が正常に動作しなくなったりすることがあります。特に、短距離走行が多い場合や長期間放置した場合は寿命が短くなることがあるため、注意が必要です。
バッテリーの寿命を延ばすためには、定期的な点検やメンテナンスが重要です。例えば、ディーラーでの点検を受けたり、バッテリーの電圧をチェックしたりすることで、交換時期を適切に判断できます。また、エコモードを多用すると駆動用バッテリーの負荷が減るため、長持ちしやすいと言われています。
万が一、バッテリーの劣化によるトラブルが発生した場合は、早めに交換を検討することが大切です。特に補機バッテリーは急に寿命が尽きることがあるため、「最近エンジンのかかりが悪い」「電装品の調子が悪い」と感じたら、交換のタイミングかもしれません。駆動用バッテリーの場合は、走行性能に影響を与えるため、異変を感じたら早めにディーラーや整備工場に相談するのが良いでしょう。
このように、セレナ e-POWER のバッテリー交換時期は種類によって異なりますが、普段からバッテリーの状態を気にかけ、適切なタイミングで交換することが快適なカーライフにつながります。
バッテリーが2個必要な理由
セレナ e-POWER には2種類のバッテリーが搭載されており、それぞれ重要な役割を担っています。これらは「補機バッテリー(12Vバッテリー)」と「駆動用リチウムイオンバッテリー」であり、どちらが欠けても正常に車が機能しません。この2つのバッテリーを使い分けることで、快適かつ効率的な走行が可能になっています。
まず、**補機バッテリー(12Vバッテリー)**は、一般的なガソリン車と同様に車の電装品を動かすために必要です。ナビやエアコン、ライト、パワーウィンドウなどの動作をサポートし、エンジン(正確には発電機)の始動にも関与します。e-POWERはエンジンが発電専用のため、駆動用バッテリーだけではすべての電力をまかなえません。そのため、電装品の安定した動作のために補機バッテリーが必要になります。
一方、駆動用リチウムイオンバッテリーは、エンジン車でいうところの「エンジン」に相当する重要なパーツです。セレナ e-POWER は、ガソリンエンジンを発電専用として使い、その電力でモーターを動かすシリーズハイブリッド方式を採用しています。このモーターを駆動させるためには、大容量のリチウムイオンバッテリーが不可欠です。発電した電力を一時的に蓄え、必要に応じてモーターに供給することで、スムーズな加速やEV走行を可能にしています。
では、なぜ1つのバッテリーでまかなえないのかという疑問が出てきます。その理由は、2つのバッテリーがそれぞれ異なる用途と電圧で機能しているためです。補機バッテリーは一般的に12Vで動作し、電装品の安定した動作に特化しています。一方、駆動用リチウムイオンバッテリーは数百ボルトという高電圧でモーターを動かし、車を走らせる役割を持っています。そのため、1つのバッテリーだけでは適切な電力供給が難しく、それぞれの役割に応じたバッテリーが必要になるのです。
また、補機バッテリーにはバックアップ電源としての役割もあります。駆動用バッテリーは完全に放電してしまうとシステムが起動しなくなることがありますが、補機バッテリーがあることで、そのような事態を回避できます。逆に、補機バッテリーが劣化すると、車の電装品が正常に動作しなくなるため、定期的な点検と交換が重要になります。
このように、セレナ e-POWER が2つのバッテリーを必要とするのは、それぞれが異なる役割を果たし、車のスムーズな走行と快適な運転環境を維持するためです。特に電装品の動作や車の始動に関わる補機バッテリーの管理は重要であり、長く快適に乗るためには、定期的な点検と適切な交換を行うことが求められます。
リチウムイオンバッテリーの寿命について

セレナ e-POWER に搭載されているリチウムイオンバッテリーの寿命は、一般的に10年程度または20万km前後とされています。ただし、これはあくまで目安であり、実際の使用状況や環境によって大きく変わることがあります。例えば、高温多湿の環境で頻繁に使用する場合や、急速充電を繰り返すような使い方では、劣化が早まる可能性があります。
リチウムイオンバッテリーの寿命を決める要因には、主に充放電の回数・使用温度・充電状態(SOC: State of Charge)が関係しています。一般的に、リチウムイオンバッテリーはフル充電(100%)や完全放電(0%)を頻繁に行うと劣化しやすくなります。そのため、バッテリーの負担を減らすために20%~80%の範囲で充電を管理することが推奨されています。
また、セレナ e-POWER のリチウムイオンバッテリーは、車のシステムが自動で充電制御を行うため、適切なバッテリー管理がされているのが特徴です。例えば、エンジンが発電を担当し、必要に応じて充電・放電が最適化されるため、EV(電気自動車)に比べるとバッテリー寿命が長くなる傾向があります。そのため、通常の使い方をしていれば10年以上の寿命を期待できるでしょう。
ただし、寿命が尽きる前にバッテリーの性能が低下することもあります。例えば、「航続距離が短くなった」「加速が鈍くなった」「エンジンが頻繁に作動するようになった」などの症状が出る場合は、バッテリーの劣化が進んでいるサインかもしれません。このような変化が見られた場合は、ディーラーなどで診断を受けることをおすすめします。
リチウムイオンバッテリーの寿命を延ばすためには、過度な充放電を避ける、適度に走行してバッテリーを使う、高温環境での駐車を避けるといった工夫が有効です。特に夏場の炎天下で長時間駐車すると、バッテリーの温度が上昇し、劣化が進む原因になります。できるだけ日陰や屋内駐車場に停める、サンシェードを利用するなどの対策を心掛けると良いでしょう。
バッテリー交換 リセットの方法とは?
セレナ e-POWER のバッテリーを交換した後、車両のシステムをリセットする必要があることをご存じでしょうか?特に補機バッテリー(12Vバッテリー)を交換した場合、車のコンピューター(ECU)がリセットされ、さまざまな設定が初期化されることがあります。このリセット作業を正しく行わないと、エラー警告が出たり、一部の機能が正常に動作しなくなったりする可能性があります。
バッテリー交換後のリセット方法は、主に以下の手順で行います。
- エンジンをかけずにACCモードで電装品を動作させる
交換後、すぐにエンジンを始動するのではなく、まずは「ACC」モードにして電装品の動作を確認します。これにより、システムが新しいバッテリーを認識しやすくなります。 - ブレーキを踏まずに電源ボタンを押し、イグニッションONにする
電源ボタンを押し、イグニッションONの状態にします。このとき、警告灯が点灯することがありますが、数分待つと消える場合もあります。 - アクセルペダルを一定時間踏み込む(ECUリセット)
一部の車種では、アクセルペダルを一定時間踏み込むことでECUのリセットが行われることがあります。具体的な方法は車種によって異なるため、取扱説明書を確認するのが確実です。 - 電装品(ナビ、パワーウィンドウなど)の再設定
バッテリー交換後、ナビや時計、パワーウィンドウのオート機能などがリセットされることがあります。ナビの時刻やオーディオ設定を再調整し、パワーウィンドウのオート機能を復活させるために、開閉操作を数回繰り返す必要があるかもしれません。
なお、駆動用バッテリーの交換は一般ユーザーが行うことはできず、ディーラーでの作業が必須になります。この場合、交換後にECUの診断・リセット作業も合わせて行われるため、自分でリセットする必要はありません。
セレナ e-POWERのバッテリー交換費用を抑えるには

- バッテリー交換費用を安く抑える方法と注意点
- バッテリー交換をディーラーに依頼するメリット・デメリット
- セレナ e-POWERは何年乗れるか? バッテリー寿命の影響
- バッテリー交換を自分ですることは可能か?
バッテリー交換費用を安く抑える方法と注意点
セレナ e-POWER のバッテリー交換は、特に駆動用リチウムイオンバッテリーになると高額な費用がかかるため、できるだけコストを抑えたいと考える人も多いでしょう。そこで、バッテリー交換費用を安く抑える方法と、それに伴う注意点を紹介します。
費用を抑える方法
- 補機バッテリー(12Vバッテリー)は自分で交換する
セレナ e-POWER の補機バッテリーは市販のものと互換性があるため、ディーラーで交換するよりも自分で購入して交換したほうが安く済みます。インターネット通販やカー用品店で購入すれば、1万円~3万円程度の価格で手に入ります。ただし、交換後のリセット作業を忘れないようにしましょう。 - ディーラー以外の専門店を利用する
ディーラーでの交換は安心感がありますが、費用が高くなることが一般的です。カー用品店や整備工場では、同じ作業をより安く提供している場合もあります。ただし、e-POWERの駆動用バッテリー交換はディーラーでしか対応できないため、補機バッテリーの交換時に活用すると良いでしょう。 - バッテリー保証を活用する
新車購入時に付帯するバッテリー保証を利用できる場合があります。特に駆動用バッテリーは保証期間が長く設定されていることが多いため、事前に保証内容を確認し、適用できるかチェックしましょう。
注意点
- 安価なバッテリーを選ぶリスク
市販の格安バッテリーの中には、品質が低く寿命が短いものもあります。特に、駆動用バッテリーに関しては、純正品以外を使うと車両の保証が無効になる可能性があるため注意が必要です。 - 専門知識がない場合はプロに依頼する
補機バッテリーの交換は比較的簡単ですが、駆動用バッテリーの交換は高電圧を扱うため、素人が触ると感電や故障のリスクがあります。
コストを抑えることも大切ですが、安全性を第一に考え、適切な方法でバッテリー交換を行いましょう。
バッテリー交換をディーラーに依頼するメリット・デメリット

セレナ e-POWER のバッテリー交換を検討する際、ディーラーに依頼するか、他の方法を選ぶかで悩む人も多いでしょう。ディーラーでの交換には、安心感や品質の保証といったメリットがある一方で、コスト面でのデメリットもあります。ここでは、ディーラーでバッテリー交換を依頼する際のメリット・デメリットを詳しく解説します。
ディーラーに依頼するメリット
- 専門知識を持った整備士が対応する
ディーラーの整備士は、セレナ e-POWER に関する専門的な知識を持っています。そのため、バッテリー交換に伴う細かな設定やリセット作業も適切に行われ、車の性能を最大限に維持することができます。特に、駆動用リチウムイオンバッテリーの交換は高度な技術が必要なため、ディーラーでの交換が必須となります。 - 純正部品を使用するため品質が保証される
ディーラーでは、日産純正のバッテリーが使用されるため、品質や耐久性に関しても安心です。互換品や社外品を使うことで発生するリスクを避けることができるため、長く安心して乗りたい人には大きなメリットとなります。 - 保証やアフターサービスが受けられる
ディーラーでバッテリー交換を行うと、交換後の保証が付くことが一般的です。万が一、新しいバッテリーに不具合が発生した場合でも、一定期間内であれば無償交換が可能になるケースもあります。また、バッテリー交換時に他の部品の点検も受けられるため、車全体のメンテナンスとしてもメリットがあります。
ディーラーに依頼するデメリット
- 費用が高くなりがち
ディーラーでのバッテリー交換は、カー用品店や一般整備工場と比較すると、どうしても費用が高くなります。特に、駆動用バッテリーを交換する場合は数十万円単位の費用がかかることもあるため、事前に見積もりを取っておくことが重要です。 - 予約が必要で即日対応が難しい場合もある
ディーラーでの作業は、予約制であることが多いため、急なバッテリー交換には対応できないことがあります。また、繁忙期などは予約が取りづらく、希望日に作業できない可能性もあるため、計画的に交換を検討する必要があります。 - 補機バッテリー交換ならDIYやカー用品店の方が安い
セレナ e-POWER には、駆動用バッテリーとは別に12Vの補機バッテリーも搭載されています。この補機バッテリーは比較的交換が簡単なため、ディーラーに依頼するよりも、カー用品店やDIYで交換した方が費用を抑えられることが多いです。
ディーラーでのバッテリー交換は、安心感や保証面では優れていますが、費用や手間の面ではデメリットもあります。交換するバッテリーの種類や状況に応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。
セレナ e-POWERは何年乗れるか? バッテリー寿命の影響

セレナ e-POWER は、ハイブリッド車としての特性を持ちながら、電気自動車に近い走行性能を備えています。では、実際に何年くらい乗り続けられるのでしょうか?この寿命を左右する重要な要素の一つが、駆動用リチウムイオンバッテリーの耐久性です。
一般的に、リチウムイオンバッテリーの寿命は約10年または20万kmとされています。このため、適切なメンテナンスを行えば、セレナ e-POWER も10年以上乗ることが可能です。ただし、バッテリーの劣化が進むと、燃費性能の低下や加速力の減少が起こるため、交換のタイミングを見極めることが重要になります。
バッテリーの劣化を防ぐためには、過充電や過放電を避ける・高温環境を避ける・定期的に走行するといった対策が有効です。特に、長期間乗らずに放置すると、バッテリーの劣化が加速することがあるため、こまめに車を動かすことが推奨されます。
バッテリーの状態が悪化すると、車のパフォーマンスに影響を与えるだけでなく、交換費用もかかるため、定期的な点検を行い、適切な時期に対応することが重要です。
バッテリー交換を自分ですることは可能か?
セレナ e-POWER のバッテリー交換は、自分でできるのか。
結論から言うと、補機バッテリー(12Vバッテリー)の交換は可能ですが、駆動用バッテリーの交換は基本的に不可です。
自分で交換できるバッテリー
セレナ e-POWER には、駆動用バッテリーとは別に、12Vの補機バッテリーが搭載されています。この補機バッテリーは、エンジンの始動や電子機器の動作に使用されており、市販のバッテリーと交換することが可能です。
交換の流れは以下の通りです。
- エンジンを切り、キーを車内に置かない(スマートキーの場合)
- マイナス端子 → プラス端子の順にバッテリーを外す
- 新しいバッテリーを取り付ける(プラス端子 → マイナス端子の順)
- 電装品のリセット作業を行う(時計、ナビ、パワーウィンドウの設定など)
ただし、バッテリー交換後にはシステムのリセットが必要になる場合があるため、作業手順をよく確認しておくことが大切です。
自分で交換できないバッテリー
一方で、駆動用のリチウムイオンバッテリーは、高電圧を扱うため一般ユーザーが交換することはできません。このバッテリーは、専用の診断機器が必要であり、安全管理が厳しく求められるため、交換する場合は必ずディーラーに依頼する必要があります。
また、駆動用バッテリーは非常に高価であり、交換費用が数十万円以上かかることもあります。そのため、保証期間内であれば、交換前に保証が適用されるかを確認することが重要です。
補機バッテリーは自分で交換可能ですが、駆動用バッテリーは専門の知識が必要なため、ディーラーでの交換が必須となります。作業内容や費用を事前に確認し、安全に対応することが大切です。
総括:セレナ e-POWERのバッテリー交換費用と交換時期のポイント
- セレナ e-POWER には駆動用と補機バッテリーの2種類がある
- 駆動用リチウムイオンバッテリーの交換費用は50万円~100万円ほど
- 補機バッテリー(12Vバッテリー)は2万円~5万円程度で交換可能
- 駆動用バッテリーの寿命は約10年または20万km前後
- 補機バッテリーの交換時期は2~5年が目安
- バッテリー交換費用を抑えるには補機バッテリーを自分で交換するのが有効
- 駆動用バッテリーの交換はディーラーでのみ対応可能
- ディーラー交換は純正品使用と保証がつくが費用が高い
- 補機バッテリーはカー用品店や整備工場でも交換可能
- バッテリー交換後はリセット作業が必要になることがある
- 駆動用バッテリーの劣化が進むと燃費や加速に影響が出る
- 適切な充電管理や高温環境を避けることでバッテリー寿命を延ばせる
- 駆動用バッテリーは保証期間内で無償交換の可能性がある
- 予約が必要な場合が多く、交換は計画的に進めるべき
- バッテリーの点検を定期的に行い、交換のタイミングを見極めることが重要
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