日産の人気ミニバン、セレナのマイナーチェンジに関する最新情報が気になる方も多いのではないでしょうか。
新型セレナ(C28)のマイナーチェンジは2025年なのか、それとも2026年になるのか、いつ発売されるのか気になりますよね。
この記事では、現在出ている予想を基に、エクステリアやインテリアの変更点、現行モデルの欠点がどのように改善されるのかといった最新情報を詳しく解説します。
記事のポイント☝️
- 新型セレナの具体的なマイナーチェンジ情報
- マイナーチェンジの正確な時期
- 価格や主要装備に関する予想
- 購入を判断するための注意点
新型セレナのマイナーチェンジ最新情報

- デザイン刷新が最大の目玉!新型セレナの変更点
- 発売は2025年?いつから2026年?
- 価格上昇の予想は5万円から
- プロパイロット2.0は標準装備か
デザイン刷新が最大の目玉!新型セレナの変更点

2025年に予定されているセレナのマイナーチェンジは、現行のC28型をベースとしつつも、「フルモデルチェンジに近い」と言われるほど大幅な改良が施されるとの情報で持ちきりです。その中でも最大の注目点は、エクステリア、特にフロントフェイスの大胆な刷新にあります。
先進性をまとうエクステリアデザイン
複数のカーメディアが報じる予想CGによると、新型セレナは日産のEV「アリア」を彷彿とさせる、先進的で未来的なスタイリングを手に入れる見込みです。現行モデルの特徴であるVモーショングリルはさらに進化し、よりシームレスで洗練されたデザインへと生まれ変わります。
ヘッドライトはシャープな逆L字型の新デザインとなり、内部には3連プロジェクターが内蔵されると見られています。デイタイムランニングライトやウインカーもブロック状に配置され、先進性を強調。さらに、フロントグリルも一回り大型化され、ヘッドライトと調和する細かいブロックパターンの横基調デザインが採用されることで、車全体のワイド感が強調されるでしょう。
デザイン変更の狙い
このデザイン変更は、日産がグローバルで展開するEV戦略と連携したものと考えられます。アリアや今後登場する新型リーフと共通のデザイン言語を用いることで、ブランド全体のイメージを統一し、先進性をアピールする狙いがあるようです。
質感と装備が向上するインテリア
エクステリアほどの大きな変更はないものの、インテリアにおいてもさらなる質感向上が図られます。具体的には、シート生地や内装トリムの見直しが行われ、より上質な室内空間が演出されるようです。また、12.3インチの大型ナビゲーションシステムの機能アップデートも期待されています。
装備面では、これまで上級グレードに限定されていた12.3インチのフルデジタルメーターや10.8インチのヘッドアップディスプレイが、より多くのグレードで標準装備となる可能性も報じられており、利便性と先進性がさらに高まることになります。
変更点のまとめ
- エクステリア: EVのアリアを彷彿とさせるフロントデザインへ大幅刷新。シャープな逆L字型ヘッドライトを採用。
- インテリア: 内装トリムの見直しによる質感向上と、ナビ機能のアップデート。
- 装備: デジタルメーターやヘッドアップディスプレイの標準装備化を拡大。
これらの変更により、セレナはファミリーミニバンとしての親しみやすさを維持しつつ、ライバルであるノア/ヴォクシーやステップワゴンとは一線を画す、未来的なスタイリングと高い商品力を手に入れることになりそうです。
発売はいつから?2025年内?2026年から?

新型セレナのマイナーチェンジモデルの発売時期について、多くのメディアが2025年の8月から9月頃ではないかと報じています。現行モデル(C28型)が2022年11月にデビューしてから約3年が経過するタイミングであり、商品力を強化するには最適な時期と言えるでしょう。
ただし、一部では発売が2025年後半に延期されるとの情報もあります。これは、同時期にエクストレイルのビッグマイナーチェンジや、新型ルークス、新型リーフのフルモデルチェンジなど、日産の主力モデルの刷新が集中しているためです。生産ラインや開発スケジュールの調整により、当初の予定から遅れる可能性も考慮しておく必要があります。
ディーラーからの情報によると、当初の夏頃の予定から少し遅れて、年末商戦に向けた2025年後半の登場が濃厚かもしれません。購入を検討している方は、最新の公式発表を待つのが賢明です。
いずれにしても、2025年中には何らかの形で発表・発売される可能性が非常に高い状況です。2026年までずれ込むという情報は現時点では見当たりません。
価格上昇の予想は5万円から

大幅なデザイン刷新や装備の充実が行われる一方で、価格上昇は比較的抑えられるとの見方が強いです。多くのメディアでは、従来モデルと比較して5万円~10万円程度の上昇に留まるのではないかと予想されています。
仮にこの価格帯で収まるのであれば、装備の充実度を考えると、実質的には値下げに近いと捉えることもできるかもしれません。
予想価格帯(e-POWER ハイウェイスターVの場合)
モデル | 現行価格(税込) | 予想価格(税込) | 価格差 |
---|---|---|---|
e-POWER ハイウェイスターV (2WD) | 約374万円 | 約379万円~384万円 | +5万円~+10万円 |
価格に関する注意点
ただし、後述する「プロパイロット2.0の全車標準装備」や「ホイールベースの延長」といった情報が事実であれば、5万円~10万円の値上げで収まるのは非現実的との指摘もあります。
これらの大幅な改良には相応のコストがかかるため、実際には予想以上の価格上昇となる可能性も十分に考えられます。
プロパイロット2.0は標準装備か

今回のマイナーチェンジにおける最大のサプライズ情報として、高度運転支援システム「プロパイロット2.0」が全車標準装備されるという報道があります。これが実現すれば、セレナは競合他車に対して圧倒的なアドバンテージを持つことになります。
プロパイロット2.0は、高速道路の同一車線内でハンズオフ走行が可能になる画期的なシステムで、現在は最上級グレードの「LUXION(ルキシオン)」にのみ搭載されています。
しかし、この情報には懐疑的な見方も少なくありません。その理由は、コストの問題です。
標準装備化の課題
- 車両価格の大幅な上昇: プロパイロット2.0は高価なシステムであり、全車標準装備となれば、少なくとも30万円以上の価格上昇は避けられないと見られています。ファミリー層が主なターゲットであるセレナにとって、これは大きなデメリットです。
- 維持費(年会費)の発生: プロパイロット2.0の機能を維持するためには、高精度3Dマップの更新が必須です。このため、NissanConnectのサービスに加入し、年間約2.5万円の利用料金を支払い続ける必要があります。この維持費を知らずに購入すると、後でトラブルになる可能性が指摘されています。
プロパイロット2.0の年会費に注意
プロパイロット2.0は、ナビの地図情報を常に最新に保つことで機能します。年会費を支払わずにライセンスが切れると、ハンズオフ機能などが使えなくなり、通常のプロパイロット(レベル1.0相当)にダウングレードされてしまう点には十分な注意が必要です。
これらの理由から、現実的な落としどころとしては、プロパイロット2.0の搭載グレードが拡大される、あるいはオプション設定がより柔軟になるといった形での改良に留まる可能性が高いと考えられます。
マイナーチェンジ間近か!?新型セレナ購入前の注意点

- 購入で失敗・後悔しないためのポイント
- 現行モデルの欠点と改善点を比較
- ホイールベース延長は本当か
- 競合ノアやステップワゴンとの違い
- まとめ:新型セレナのマイナーチェンジは待つべきか
購入で失敗・後悔しないためのポイント

セレナのマイナーチェンジを待つか、現行モデルや他車種を購入するかで悩んでいる方も多いでしょう。購入で失敗したり後悔したりしないためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
1. 「本当に必要な機能」を見極める
新型ではプロパイロット2.0や最新のデザインが魅力的ですが、それらが本当に自分のカーライフに必要か考えてみましょう。例えば、高速道路をあまり利用しない方にとって、ハンズオフ機能の恩恵は限定的かもしれません。デザインの好みも人それぞれです。最新機能に惑わされず、必要な装備が備わったコストパフォーマンスの高いグレードを選ぶことが、満足度の高い購入につながります。
2. 納期と価格のバランスを考慮する
新型モデルは発売直後に注文が殺到し、納期が長くなることが予想されます。一方で、モデル末期の現行モデルは、値引きが拡大されたり、短納期で手に入ったりするメリットがあります。車の買い替え時期や予算、下取り車の価格変動などを総合的に考慮し、最適なタイミングを判断することが大切です。
特に、下取り車の車検が近い場合は注意が必要です。新型を待っている間に車検を通す費用と、現行モデルの値引き額を天秤にかける、といった判断も必要になりますね。
現行モデルの欠点と改善点を比較

今回のマイナーチェンジは、現行モデル(C28型)が持ついくつかの欠点を改善する目的もあると考えられます。
現行モデルの評価は総じて高いものの、ライバルと比較していくつかの指摘点がありました。新型でそれらがどう変わるのか、予想される変更点を比較してみましょう。
現行モデルの指摘点と予想される改善点
指摘点(欠点) | 予想される改善策 | 期待される効果 |
---|---|---|
後席の足元空間 ノア/ヴォクシー等と比較してやや狭いとの声がある | ホイールベースの延長(+10mm~20mm) | 室内長が拡大し、特に3列目の居住性が向上 |
LEDポジションランプ デイライト機能がなく、日中の被視認性で一歩譲る | ヘッドライト刷新に伴いLEDデイライトへ変更 | 日中の安全性が向上し、見た目の先進性もアップ |
プロパイロット2.0の限定搭載 最上級グレードのみで選択肢が少ない | 搭載グレードの拡大、またはオプション設定の追加 | より多くのユーザーが先進安全機能を選択可能に |
特に後席の足元空間については、ホイールベースの延長という大掛かりな改良が噂されており、これが実現すればセレナの商品力は大きく向上するでしょう。
ホイールベース延長は本当か

今回の改良情報の中で、専門家の間で最も議論を呼んでいるのが「ホイールベースの延長」です。一部メディアでは、全長が5mm~10mm、ホイールベースが10mm~20mm延長されると報じられています。
ホイールベースとは、前輪と後輪の中心間の距離のことで、この数値が大きいほど一般的に室内空間、特に後席の広さに余裕が生まれます。
マイナーチェンジでの変更は異例
通常、ホイールベースの変更は、プラットフォーム(車台)の設計変更を伴うため、マイナーチェンジの範囲を超える大規模な改良です。これはフルモデルチェンジで行われるのが一般的であり、もし今回の改良で実施されれば極めて異例のケースとなります。
この情報については、「ライバル車に比べて手狭とされる後席空間を改善するためのテコ入れ」という肯定的な見方がある一方で、「マイナーチェンジのコストや規模を考えると現実的ではない」「単なるバンパーデザインの変更による全長の微増ではないか」といった懐疑的な意見も多く、情報の真偽が注目されています。
競合ノアやステップワゴンとの違い

ミドルサイズミニバン市場は、日産セレナ、トヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴンの三つ巴の戦いが続いています。セレナのマイナーチェンジを評価する上で、ライバルの動向を把握しておくことは欠かせません。
主要ミドルサイズミニバン比較
日産 セレナ (新型予想) | トヨタ ノア/ヴォクシー | ホンダ ステップワゴン | |
---|---|---|---|
特徴 | e-POWERの走り、プロパイロット2.0の先進性 | ハイブリッドの燃費性能、万人受けする内外装と装備 | クラス最大の室内空間、独自の「わくわくゲート」 |
強み | モーター駆動による静粛性と力強さ、ハンズオフ機能 | 圧倒的なブランド力とリセールバリュー、燃費の良さ | 使い勝手の良さ、シンプルで上質なデザイン |
直近の動向 | 2025年後半に大幅マイナーチェンジ予定 | 2025年9月に一部改良を実施し、装備を充実化 | 2025年5月に一部改良と特別仕様車を追加 |
トヨタとホンダも着実に商品改良を重ねており、セレナがマイナーチェンジでどこまで差別化を図れるかが、今後の販売競争の鍵を握ります。特に、セレナ独自の強みである「e-POWER」の走りの質と、「プロパイロット」の先進性をさらに磨き上げることができるかが注目されます。
まとめ:新型セレナのマイナーチェンジは待つべきか
この記事では、2025年に予定されている日産セレナのマイナーチェンジに関する最新情報を多角的に解説しました。最後に、購入を検討している方が判断するためのポイントをまとめます。
- 2025年セレナのマイナーチェンジは8月~9月が有力
- 生産計画により2025年後半へ延期の可能性も
- 最大の変更点はフロントフェイスの大幅なデザイン刷新
- アリア風の逆L字型ヘッドライトが採用される見込み
- インテリアは質感向上とナビ機能のアップデートが中心
- 価格上昇は5万円から10万円程度と予想されている
- プロパイロット2.0が全車標準装備されるとの噂がある
- ただしコスト面から標準装備化は非現実的との指摘も多い
- プロパイロット2.0の利用には年間約2.5万円の維持費が必要
- 現行モデルの欠点である後席の広さが改善される可能性
- ホイールベース延長の噂があるが異例の改良で真偽は不明
- 購入を検討する際は本当に必要な機能か見極めることが重要
- 競合のノアやステップワゴンも商品改良を重ねている
- 最終的にはデザインの好みや必要な機能、予算で判断するのが最適