「カババの評判って実際どうなの?」と気になっていませんか。
車の個人売買をサポートしてくれるカババ。個人間売買と聞くと、高く売れたり安く買えたりするイメージがある一方で、実態が分からず不安に感じる方も多いでしょう。実際の利用者のレビューを見ると、メリットだけでなく、車が売れない可能性や購入トラブル、知っておくべきデメリットも存在します。
また、気になる手数料の体系や、値引き交渉がどこまで可能なのかも知っておきたいポイントです。
この記事では、カババの利用を検討している方が抱える疑問や不安を解消するため、評判の真相を徹底的に解説します。
この記事のポイント☝️
- カババのリアルな評判とレビュー
- 売れないと言われる理由と実際のデメリット
- 売り手と買い手それぞれの詳しい手数料
- 購入時のトラブル事例と回避策
カババの中古車の評判は本当?利用者の声から徹底分析

- 実際の利用者のレビューを紹介
- カババを利用するメリットとは?
- 知っておくべきカババのデメリット
- 出品しても売れないケースとは?
- 購入トラブルを避けるための注意点
実際の利用者のレビューを紹介

カババの評判を調べると、「高く売れた」「安く買えた」という肯定的な意見がある一方で、「時間がかかりすぎる」「トラブル時の対応が不安」といった否定的な意見も見受けられます。
利用者の立場(売り手か買い手か)によって、評価が大きく分かれるのが特徴です。
ディーラーの下取り査定より数十万円も高く売れて満足です。
出品手続きや購入者とのやり取りは全てカババのスタッフが代行してくれたので、手間はほとんどかかりませんでした。ただ、出品してから買い手が見つかるまで3ヶ月近くかかったので、売却を急いでいる人には向かないかもしれません。
売却したAさん
中古車販売店で買うより消費税がかからない分、総額でかなり安く購入できました。
プロが鑑定した車両情報が詳細で、安心して選べたのも良かったです。しかし、納車された車に掲載情報にはなかった小さな凹みがあり、少し残念でした。
規約上、カババに補償義務はなく、結局は出品者との交渉になると言われ、個人間売買のリスクを実感しました。
購入したBさん
このように、価格面での満足度は高い傾向にありますが、取引にかかる時間や、万が一のトラブル発生時の対応については、事前に理解しておく必要があります。
カババを利用するメリットとは?

カババは、車の売り手と買い手の双方にメリットがあるサービスです。中間業者を介さない個人間売買の強みを活かしつつ、手続きの煩雑さを解消する仕組みが提供されています。
売り手のメリット
売り手にとって最大のメリットは、買取業者やディーラーの下取りよりも高く売れる可能性が高い点です。
一般的な中古車流通では、買取店やオークション、販売店などが介在し、その都度中間マージンが発生します。カババではこの中間コストを大幅に削減できるため、その分が売却価格に反映されやすくなります。
売り手の主なメリット
- 高額売却の可能性:中間マージンがないため、買取相場より高く売れることが期待できます。
- 手続きの代行:面倒な写真撮影や出品作業、購入者とのやり取り、名義変更などをプロが代行してくれます。
- 出品中も車に乗れる:売買が成立して引き渡し日が決まるまで、愛車を普段通り使用できます。
買い手のメリット
買い手側のメリットは、中古車販売店よりも安く車を購入できる可能性が高いことです。
最大の理由は、個人間売買のため車両本体価格に消費税(10%)がかからない点にあります。高額な車両ほど、この恩恵は大きくなります。
また、カババに出品される車両は、事前に資格を持つ査定士が鑑定しているため、車両状態がある程度担保されているという安心感もあります。
買い手の主なメリット
- 割安な購入価格:消費税がかからず、中間マージンも少ないため、市場価格より安く購入できる可能性があります。
- プロによる鑑定済み:全車両がプロによって鑑定されており、詳細な車両情報が公開されています。
- ローン利用可能:個人間売買では珍しく、カババ提携のオートローンを利用できます。
知っておくべきカババのデメリット

多くのメリットがある一方で、カババには利用前に必ず把握しておくべきデメリットも存在します。特に「時間」と「責任の所在」に関する点は重要です。
売り手のデメリット
売り手にとって最も注意すべき点は、出品してから売れるまでに時間がかかる可能性があることです。フリマ形式のため、買い手が現れなければ取引は成立しません。公式サイトのデータでも、成約者の半数以上が1ヶ月以上かかっていると公表されています。
売り手の主なデメリット
- 売却までの時間:すぐに買い手が見つかるとは限らず、数ヶ月以上かかるケースもあります。急いで現金化したい場合には不向きです。
- 売れない可能性:車種や価格設定によっては、買い手が全くつかない可能性もゼロではありません。
- 契約不適合責任:売却後、隠れた欠陥(瑕疵)が見つかった場合、売り手が修理費用などを負担する責任を負う可能性があります。
買い手のデメリット
買い手側の最大のデメリットは、トラブル発生時の補償が限定的である点です。
カババの利用規約には、掲載情報の正確性を保証するものではなく、取引に関する一切の責任を負わない旨が明記されています。つまり、原則として「無保証・無責任」が前提のサービスです。
納車された車に未記載の傷や不具合があっても、カババが修理費を負担することはありません。あくまで当事者である出品者と解決する必要があり、交渉が難航するリスクを伴います。
買い手の主なデメリット
- 自己責任が原則:掲載情報との相違や納車後の不具合は、基本的に自己責任となります。現車確認ができないケースも多く、リスクが伴います。
- 納車までの時間:売買成立から名義変更、陸送などを経るため、納車まで平均3〜4週間程度かかります。
- アフターサービスがない:販売店のような購入後の保証や点検といったアフターサービスはありません。
出品しても売れないケースとは?

「カババに出品したのに、全く反応がない」という声も聞かれます。車が売れない主な理由としては、いくつかの要因が考えられます。
第一に、価格設定が市場相場からかけ離れているケースです。
個人売買は安さが魅力の一つであるため、中古車販売店の価格と変わらない、あるいはそれ以上に高い設定では、買い手は魅力を感じません。プロのアドバイスは受けられますが、最終的な価格決定は出品者に委ねられているため、欲張った価格設定が売れない原因になりがちです。
第二に、車の人気や需要です。
カスタムが強すぎる車や、市場での需要が低いニッチな車種は、当然ながら買い手が見つかりにくくなります。多くの人が求める人気の車種・グレード・カラーであるほど、売れる可能性は高まります。
最後に、出品から時間が経ちすぎている場合も、情報の鮮度が失われ、買い手の関心が薄れる傾向があります。思うように売れない場合は、定期的な価格の見直しも必要になるでしょう。
購入トラブルを避けるための注意点

カババでの購入トラブルを未然に防ぐためには、買い手側が慎重に行動することが不可欠です。カババはあくまで仲介プラットフォームであり、車両の品質を保証するサービスではないことを念頭に置きましょう。
トラブル回避のためのチェックポイント
- 車両情報を隅々まで確認する:公開されている写真や鑑定レポート、特に傷や凹みの箇所は念入りに確認します。少しでも疑問があれば、購入申請前に問い合わせ機能を活用して質問しましょう。
- 「差異報告」を厳重にチェックする:購入申請後、出品者から「現在の車両状態(走行距離や傷の有無など)」が報告されます。この内容に納得できなければ、ペナルティなしでキャンセル可能です。承認ボタンを押すと契約成立となるため、安易に承認せず、内容を細かく確認することが最も重要です。
- 保証内容を理解しておく:無料の「カババベーシック保証」は付帯しますが、対象範囲や期間は限定的です。高額な車両や年式の古い車の場合は、有償の保証オプションへの加入も検討しましょう。
「個人間売買である」という前提を忘れず、販売店から購入する時以上に、自分自身で車両状態を見極める意識を持つことが、後悔のない取引につながります。
カババ中古車の評判から見る利用前の注意点

- 売り手と買い手の各手数料を解説
- 値引き交渉はどこまで可能なのか
- 出品から売却までの流れを解説
- 中古車の購入手続きと流れ
- 総括:カババ中古車の評判と賢い使い方
売り手と買い手の各手数料を解説

カババを利用する際には、売り手・買い手双方に所定の手数料が発生します。
特に売り手側の手数料は2024年10月1日に改定されており、以前は無料だった成約時のシステム利用料が有料化されたため注意が必要です。
以下に、主な手数料をまとめました。
| 対象者 | 項目 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 出品者(売り手) | 出品手数料・キャンセル料 | 無料 | 出品や取り下げに費用はかかりません。 |
| システム利用料(成約時) | 出品価格200万円未満:55,000円 出品価格200万円以上:110,000円 | 売買が成立した場合のみ発生します。 | |
| 所有権解除手続き代行 | 22,000円 | ローン残債がある場合などに利用するオプションです。 | |
| 購入者(買い手) | システム利用料 | 38,500円 | 成約時に必須で発生します。 |
| 名義変更手続き代行 | 55,000円 | 出品者が「らくらく納車パック」を必須にしている場合は避けられません。 | |
| 車庫証明手続き代行 | 20,000円 | ||
| 陸送費 | 実費(車種・距離による) | 車両の輸送にかかる費用です。 |
売り手側は、売却代金から成約時のシステム利用料が差し引かれることを計算に入れた上で、出品価格を設定する必要があります。
買い手側は、車両本体価格の他に、システム利用料や各種代行費用、陸送費など、合計で10万円以上の諸費用がかかることを理解しておくことが重要です。
値引き交渉はどこまで可能なのか

カババでは、出品者と購入者が直接コミュニケーションを取ることはないため、一般的なフリマアプリのようなチャットでの値引き交渉はできません。
しかし、交渉の窓口が完全に閉ざされているわけではありません。購入を希望する車両のページにある「この車両についてお問合せメッセージを送る」という機能を使えば、カババのスタッフを介して出品者に値引きの希望を伝えることが可能です。
交渉の流れは以下の通りです。
- 購入希望者が問い合わせフォームから、希望する金額をカババに送信します。
- カババのスタッフが内容を確認し、出品者に値引きの可否を打診します。
- 出品者が承諾すれば、価格が変更されてから購入手続きに進みます。
ただ、必ずしも交渉が成功するとは限りません。
出品者によっては値引き交渉を一切受け付けない場合もあります。あくまで「打診してみる」というスタンスで、過度な期待はしない方が良いでしょう。
常識の範囲内での希望額を伝えることが、交渉の第一歩と言えます。
出品から売却までの流れを解説

カババで車を売却する際、出品者が行う作業は限られており、大部分をカババが代行してくれます。初めての方でも安心して進められるのが特徴です。
STEP1:出品依頼
公式サイトの専用フォームから、メーカーや車種、年式、走行距離などの車両情報と連絡先を入力して申し込みます。
STEP2:査定・取材日時の調整
申し込み後、カババのスタッフから連絡があり、車両の査定と撮影を行う「取材」の日時を調整します。
取材場所は、自宅駐車場や近くの商業施設の駐車場などが指定されます。
STEP3:車両の取材と出品価格の決定
当日はスタッフが車両の状態を細かくチェックし、出品ページに掲載するための写真や動画を撮影します。
所要時間は1時間程度です。取材後、市場相場を基にした推奨価格を提示されるので、それらを参考に出品者自身が最終的な売却価格を決定します。
STEP4:出品開始と購入申請待ち
カババが車両ページを作成し、サイトへの掲載が開始されます。
購入希望者が現れるのを待ちます。この間も、車は普段通り使用可能です。
STEP5:売買成立と書類の準備
購入申請が入ると、売買契約へと進みます。契約が成立したら、カババから送られてくる名義変更用の書類(譲渡証明書、委任状など)に記入・捺印し、印鑑登録証明書と共に返送します。
STEP6:車両の引き渡しと入金
名義変更が完了すると、陸送業者が車両を引き取りに来ます。
購入者への納車が完了し、3日間の車両確認期間を経て問題がなければ、指定の口座に売却代金(システム利用料を差し引いた額)が振り込まれます。
中古車の購入手続きと流れ

カババで中古車を購入する際も、流れはシステム化されており、画面の指示に従って進めることでスムーズに取引が完了します。
STEP1:車両検索と購入申請
サイトで希望の車を探します。
気になる車両が見つかったら、ページ下部で見積もりを確認し、「購入申請」を行います。この時点ではまだ契約成立ではありません。
STEP2:差異報告の確認と承認
出品者から、出品時からの変更点(走行距離の増加や新たな傷など)に関する「差異報告」が届きます。
この内容を非常に慎重に確認します。内容に納得できれば「承認」し、売買契約が成立します。納得できない場合は、この段階でペナルティなしでキャンセルできます。
STEP3:必要書類の返送と代金の支払い
契約が成立すると、カババから名義変更に必要な書類(委任状など)が届きます。
車庫証明書や住民票などを用意し、カババへ返送します。同時に、車両代金と諸費用をカババの指定口座に振り込みます。
STEP4:納車
書類と入金が確認されると、陸送の日程が調整され、後日、自宅などで車両が納車されます。
STEP5:車両確認期間
納車日から3日間は、車両に重大な不具合がないかを確認する期間です。
この期間内に「走る・曲がる・止まる」に関わるような深刻な問題が発覚した場合は、速やかにカババへ連絡する必要があります。
総括:カババ中古車の評判と賢い使い方
ここまで解説してきたように、カババは万人にとって良いサービスというわけではありません。
私も以前売り手として利用した際は、カババで売るより一括査定で売却したほうが断然良い結果になりました。
最後にここまでの内容を基に、カババというサービスを賢く利用するためのポイントをまとめます。
- カババは中間マージンがなく高く売れ、安く買える可能性がある
- 売り手は買取店の査定額より高値での売却が期待できる
- 買い手は消費税がかからず総額を抑えられるのが大きな魅力
- 一方で、売却や納車には時間がかかるため急ぎの人には不向き
- 売り手は出品しても必ず売れるという保証はない
- 2024年10月から売り手にも成約手数料がかかるようになった
- 買い手は車両価格以外に合計10万円以上の諸費用を見込む必要がある
- 個人間売買が基本であり、カババはトラブルの責任を負わない
- 購入トラブルを避けるには買い手自身の慎重な確認が最も重要
- 特に購入申請後の「差異報告」の確認は厳重に行うべき
- 値引き交渉はスタッフ経由で可能だが成功するとは限らない
- 出品や購入の手続き自体はカババが代行するため比較的簡単
- メリットとデメリットを正しく理解することが後悔しないコツ
- 価格を重視し、時間をかけても良いと考える人向けのサービス
- 最終的にカババの中古車の評判は利用者の状況や価値観によって変わる

