ステップワゴン RK5は、2009年に登場した4代目ステップワゴンの2.0Lエンジン搭載FFモデルであり、2012年にはマイナーチェンジを受けて後期型が登場した。このステップワゴン RK5 前期 後期 違いを知りたい人にとって、外観や装備の変化だけでなく、グレードごとの特徴や維持費の違いも重要なポイントとなる。
また、「何年式から後期型なのか?」や「前期型と後期型で燃費は変わるのか?」といった疑問を持つ人も多いだろう。さらに、RK5は中古車市場でも人気があるが、購入を検討する際にはよくある弱点や故障リスクについても把握しておくことが大切だ。
本記事では、ステップワゴン RK5の前期・後期の違いを詳しく解説し、どちらを選ぶべきか迷っている人の参考になる情報をまとめていきます。
記事のポイント☝️
- ステップワゴン RK5の前期型と後期型の違いを理解できる
- 前期型・後期型それぞれの年式や特徴を知ることができる
- 燃費や装備、グレードの違いを把握できる
- 前期・後期どちらを選ぶべきかの判断材料を得られる
ステップワゴンRK5の前期型と後期型の違いを解説

- ステップワゴンRK5は何年式からか
- ステップワゴンRK5 前期型と後期型の違い
- RK5の燃費はどのくらい?前期型に後期型で差はあるのか
ステップワゴンRK5は何年式からか
ステップワゴンRK5は、ホンダが製造・販売していたミニバン「ステップワゴン」の4代目(RK型)のうち、2.0Lエンジンを搭載したFF車の型式を指します。このRK5型は、2009年10月に発売された4代目ステップワゴンとともに登場しました。
4代目ステップワゴンは、それまでのモデルよりも車内空間の広さや利便性を向上させた設計が特徴です。特にRK5は、スパーダモデルを中心に人気を集め、ファミリー層やアウトドア用途での需要が高まりました。RK5型が搭載する2.0Lエンジン(R20A型)は、低燃費とパワフルな走行性能のバランスが取れており、使い勝手の良いミニバンとして支持されています。
RK5の後期型はいつからの年式?
ステップワゴンRK5の後期型は、2012年4月に登場しました。これは、4代目ステップワゴンのマイナーチェンジが行われたタイミングであり、前期型と比べてデザインや機能面でいくつかの改良が加えられています。
外観面では、フロントグリルやヘッドライトのデザインが変更され、よりシャープで洗練された印象になりました。特にスパーダ系のグレードでは、フロントマスクのデザインがより精悍になり、高級感を増しています。また、テールランプの形状も変わり、後期型の特徴的なポイントの一つとなっています。
内装面でもいくつかの改良が施されており、メーターパネルのデザインや内装の質感が向上しました。また、一部グレードでは装備の充実が図られ、より快適なドライブが可能になっています。特に「スパーダ クールスピリット」などの上位グレードでは、専用の装備が追加され、個性的なモデルとしての魅力が高まりました。
この2012年のマイナーチェンジは、見た目の違いだけでなく、燃費性能や走行安定性の向上にも貢献しています。エンジン自体は前期型と大きく変わりませんが、ECU(エンジンコントロールユニット)の調整などにより、燃費が若干改善されています。これにより、RK5の後期型は、より実用的で洗練されたミニバンへと進化しました。
ステップワゴンRK5 前期型と後期型の違い

ステップワゴンRK5の前期型と後期型の違いは、主に「外観デザイン」「装備」「走行性能」に関する変更点が挙げられます。
まず、外観デザインの違いについてですが、後期型ではフロントグリルのデザインが変更され、よりダイナミックな印象になっています。特にスパーダ系グレードでは、フロントバンパーの形状が変更され、よりスポーティなルックスが強調されました。ヘッドライトも細部のデザインが異なり、シャープな印象を与えます。リアビューに関しても、後期型はテールランプの形状が変更され、より洗練された印象になりました。
次に、装備の面では、後期型の一部グレードで安全装備や快適装備が充実しています。例えば、ホンダの先進安全技術「VSA(車両挙動安定化制御システム)」が標準装備されたグレードが増えたり、燃費向上のためのECUチューニングが施されたりしています。インテリアでは、メーターデザインの変更や、一部グレードでシート表皮の質感が向上するなど、細かい点でのブラッシュアップが行われています。
また、燃費性能にも若干の違いがあります。基本的に搭載されているエンジン(R20A型 2.0L)は変わらないものの、後期型では燃費改善のための制御が最適化され、実際の使用環境によっては前期型よりも燃費が向上することが期待できます。
テールランプの前期型と後期型の違いは?

ステップワゴンRK5の前期型と後期型では、テールランプのデザインに明確な違いがあります。特に、スパーダ系のグレードではその違いが顕著です。
前期型のテールランプは、横長のデザインが特徴的で、リアゲートの両端に配置されたシンプルな形状をしています。このデザインは視認性を確保しつつ、ステップワゴンのスクエアなボディ形状と調和するように設計されています。一方で、後期型のテールランプはデザインが大きく変更され、縦長のLEDライトを採用したスタイリッシュな形状になりました。特にスパーダの後期型では、リアゲートの一部にまでテールランプが伸びるデザインとなり、より立体感のある印象を与えています。
機能面では、後期型のテールランプにはLEDが多く使用されるようになり、前期型と比較して発光の明るさや視認性が向上しています。これにより、夜間の被視認性が向上し、安全性の面でもメリットがあります。また、電球タイプと比べて消費電力が抑えられるため、バッテリーの負担が軽減されるという利点もあります。
ただし、テールランプのデザインが変わったことで、前期型と後期型のテールランプは互換性がない場合が多く、単純に交換することは難しいです。取り付け部分の形状が異なることが主な理由ですが、配線の仕様が変わっている可能性もあります。そのため、前期型の車両に後期型のテールランプを装着したい場合は、加工が必要になることを考慮しておくべきでしょう。
バンパーの違いは?前期型に後期型バンパーは装着できるのか

ステップワゴンRK5の前期型と後期型では、フロントバンパーとリアバンパーのデザインに違いがあります。特にスパーダ系のグレードでは、その変化がより顕著です。
前期型のフロントバンパーは、比較的シンプルなデザインで、エアインテーク部分も控えめな形状になっています。スパーダ系の場合は、フロントグリルとの統一感を持たせたデザインが採用されており、迫力のある顔つきが特徴です。一方で、後期型のフロントバンパーは、よりシャープでスポーティな印象を強調したデザインに変更されました。エアインテーク部分が広がり、アグレッシブな印象が増しています。
リアバンパーについても、前期型はシンプルなデザインでしたが、後期型ではスポーティなディフューザー形状が加わり、デザイン性が向上しました。また、一部のグレードではリフレクター(反射板)の配置が変更され、安全性を考慮した改良が行われています。
では、前期型に後期型のバンパーを装着できるのかという点についてですが、基本的にはそのままでは装着できないケースが多いです。主な理由としては、以下の点が挙げられます。
- バンパーの固定方法が異なる可能性
前期型と後期型では、バンパーを車体に固定するための取り付けポイントが微妙に異なることがあり、加工なしでの取り付けが難しい場合があります。 - フロントグリルやヘッドライトとの兼ね合い
フロントバンパーの場合、後期型のデザインに合わせたフロントグリルやヘッドライトの形状が前期型と異なるため、バランスが取れない可能性があります。特にスパーダ系のバンパーは専用設計になっているため、注意が必要です。 - リアバンパーの配線やセンサーの違い
後期型のリアバンパーには、一部のグレードでセンサーが搭載されている場合があり、前期型にはない配線が必要になる可能性があります。
このような理由から、前期型に後期型のバンパーを取り付ける場合は、加工が必要になることが多いです。
RK5の燃費はどのくらい?前期型に後期型で差はあるのか
ステップワゴンRK5の燃費は、カタログ値では約14.2km/L(FFモデルの場合)とされています。ただし、これは理想的な条件での測定値であり、実際の街乗りや高速道路での燃費は異なります。実燃費の目安としては、街乗りで9~11km/L、高速走行で12~14km/L程度が一般的です。
では、前期型と後期型で燃費に違いがあるのかという点ですが、大きな変化はないものの、わずかな向上が見られます。これは、後期型ではECU(エンジンコントロールユニット)の調整が行われ、燃焼効率が改善されたためです。また、エアロダイナミクスの見直しにより、風の抵抗を減らす工夫も施されています。これらの変更により、実燃費では0.5~1.0km/L程度の向上が期待できます。
ただし、燃費は運転の仕方や環境によって大きく変わります。例えば、頻繁なストップ&ゴーが多い市街地では燃費が落ちやすく、エアコンの使用頻度や荷物の積載量によっても影響を受けます。一方で、高速道路を一定速度で巡航する場合は、燃費が向上しやすい傾向があります。
また、タイヤの種類や空気圧の管理も燃費に影響を与える要因の一つです。特に、低燃費タイヤを装着することで転がり抵抗を減らし、わずかに燃費を向上させることができます。
結論として、前期型と後期型での燃費差はわずかではありますが、後期型の方が若干向上しています。ただし、その違いは運転の仕方やメンテナンス状況に左右されるため、日頃から燃費を意識した運転を心がけることが最も重要です。

ステップワゴンRK5の選び方 前期型と後期型でのグレードに違いはあるか?

- RK型ステップワゴンで一番いいグレードはどれ?
- ステップワゴンRK型の弱点
- 前期・後期で維持費に違いはあるのか
- 中古で買うなら前期と後期どちらが良い?
RK型ステップワゴンで一番いいグレードはどれ?
ステップワゴンRK5の中で「一番いいグレード」と言えるものは、用途や求める性能によって異なります。一般的に高評価を得ているのは、「スパーダ・クールスピリット」ですが、他のグレードにも魅力的なポイントがあり、どのグレードが最適かはユーザーのニーズ次第です。
RK5型ステップワゴンの主なグレードには、「G」「G Lパッケージ」「スパーダS」「スパーダZ」「スパーダZ クールスピリット」などがあります。それぞれの特徴を簡単に紹介すると、以下のようになります。
- 「G」「G Lパッケージ」
ベースグレードで、装備はシンプルながらも必要十分な機能を備えています。価格を抑えたい人や、シンプルなミニバンを求める人に適しています。 - 「スパーダS」「スパーダZ」
「スパーダ」は、スポーティなデザインと専用のエアロパーツが特徴のグレードです。「スパーダS」は標準的な装備を持ち、「スパーダZ」になると、より充実した快適装備が追加されます。 - 「スパーダZ クールスピリット」
シリーズの中でも最上級グレードとされるモデルです。専用のサスペンションやエクステリアデザイン、高級感のあるインテリアが採用され、走行性能や快適性が向上しています。
では、どのグレードが「一番いい」のか。結論から言えば、「スパーダZ クールスピリット」が最も装備が充実しており、走行性能も優れているため、総合的な満足度は高いでしょう。特にスポーティなデザインやしっかりした乗り味を求める人に向いています。
しかし、価格を重視するなら「G」や「G Lパッケージ」でも十分な性能を持っていますし、ファミリー向けとして快適な車内空間を求めるなら「スパーダS」や「スパーダZ」でも満足できるでしょう。そのため、「一番いいグレード」は、何を重視するかによって変わるということを理解しておく必要があります。
ステップワゴン スパーダ RK5のZとSの違いは何か?

ステップワゴン スパーダ RK5の「Z」と「S」は、どちらもスパーダ系グレードですが、装備や走行性能にいくつかの違いがあります。
まず、「スパーダS」はスパーダの基本グレードであり、「スパーダZ」はその上位グレードに位置付けられます。外観のデザインはどちらも共通してスパーダ専用のエアロパーツが装着されていますが、細かな装備面では違いがあります。
1. エクステリアの違い
「スパーダZ」には、HIDヘッドライト(ディスチャージヘッドランプ)が標準装備されています。一方、「スパーダS」はハロゲンヘッドライトが標準となっており、夜間の視認性やデザインの高級感で違いがあります。また、「スパーダZ」にはフォグランプも装備されており、悪天候時の視界確保にも優れています。
2. インテリアの違い
「スパーダZ」では、上質な素材を使用したシートやインパネの加飾が採用され、車内の高級感が増しています。また、オートエアコンやプッシュスタートなど、利便性の高い装備が標準となっています。一方、「スパーダS」はシンプルな装備構成となっており、コストを抑えた仕様です。
3. 走行性能の違い
エンジン自体はどちらのグレードも2.0L i-VTECエンジンを搭載していますが、「スパーダZ」にはパドルシフトが装備されており、よりスポーティな走行を楽しめる仕様になっています。また、サスペンションのチューニングが異なり、「スパーダZ」はよりしっかりとした乗り味を提供します。
4. 価格の違い
「スパーダZ」は上位グレードであるため、新車価格も「スパーダS」より高く設定されていました。中古市場でも「スパーダZ」の方がやや価格が高めに設定されていることが多いです。
このように、「スパーダZ」と「スパーダS」では、装備や走行性能、価格面に違いがあります。より快適で高級感のある仕様を求めるなら「スパーダZ」、価格を抑えてシンプルにスパーダのデザインを楽しみたいなら「スパーダS」を選ぶとよいでしょう。
RK5のクールスピリット

「クールスピリット」は、ステップワゴンRK5の中でも最上級グレードに位置するモデルであり、エクステリアやインテリア、走行性能において特別な仕様が施されています。
1. エクステリアの特徴
RK5のクールスピリットは、専用のエアロパーツを装備し、よりスポーティで洗練されたデザインが採用されています。フロントバンパーの造形は通常のスパーダよりもアグレッシブで、ダーククロームメッキを多用したフロントグリルが特徴的です。また、専用のアルミホイールが装備され、足元のデザインも引き締まっています。
2. インテリアの特徴
クールスピリットの内装には、上質な素材が使用されており、シートは専用のファブリックまたはプライムスムース(合皮)仕様になっています。ダッシュボードやドアパネルにも高級感のある加飾が施され、標準モデルと比べるとワンランク上の雰囲気を楽しめます。また、ステアリングやシフトノブにも専用のデザインが採用されており、細部にまでこだわった仕上がりになっています。
3. 走行性能の違い
クールスピリットでは、専用のサスペンションセッティングが施されており、通常のスパーダよりも安定した走行性能を発揮します。特にコーナリング時のロールが抑えられ、ミニバンながらスポーティな走りが楽しめるのが魅力です。加えて、パドルシフトが標準装備されており、より積極的な運転が可能になっています。
4. 装備の充実度
クールスピリットは、HIDヘッドライト、フォグランプ、オートエアコン、プッシュスタートなどが標準装備されており、快適性にも優れています。また、一部モデルでは両側電動スライドドアが標準となっており、乗り降りの利便性も向上しています。
このように、RK5のクールスピリットは、エクステリア・インテリア・走行性能のすべてにおいて特別な仕様が施された、RK5シリーズの中でも最も完成度の高いグレードの一つと言えるでしょう。
ステップワゴンRK型の弱点

ステップワゴンRK型は、使い勝手の良さや広い室内空間が魅力的なミニバンですが、いくつかの弱点も存在します。購入を検討する際には、これらのデメリットを理解しておくことが重要です。
エンジンオイルの消費が多い
RK型のステップワゴンは、特にオイル消費が多いという点が指摘されています。これはエンジン内部の摩耗やシールの劣化が原因となることが多く、定期的なオイル管理を怠ると、エンジンの寿命を縮める可能性があります。特に長距離走行が多い車両や、オイル管理が不十分な中古車を購入すると、オイル漏れやオイル上がりのリスクが高まるため注意が必要です。
CVT(無段変速機)のトラブル
RK型のステップワゴンにはCVTが搭載されており、走行距離が増えてくるとジャダー(振動)が発生しやすい傾向にあります。特に発進時や低速走行時に、ギクシャクするようなフィーリングが出ることがあります。これは、CVTフルード(オイル)の劣化が原因となるケースが多く、定期的な交換が推奨されます。
リアサスペンションのへたり
長年乗り続けると、リアのサスペンションがへたりやすく、乗り心地が悪くなることがあります。特にファミリーカーとして多人数乗車が多い場合、リアの荷重が大きくなりやすく、サスペンションの消耗が早まります。
スライドドアの不具合
RK型のステップワゴンはスライドドアのモーターやローラーの故障が比較的多い車種の一つです。電動スライドドアの開閉がスムーズでなくなったり、異音がする場合は、ローラーやモーターの交換が必要になることがあります。特に後期型では改善されていますが、前期型ではトラブルの報告がやや多めです。
燃費は最新のミニバンと比べるとやや劣る
RK型ステップワゴンは2.0Lエンジンを搭載しており、街乗り燃費は10~12km/L前後、高速走行では13~15km/L程度が一般的です。これは当時のミニバンとしては標準的な数値ですが、近年のハイブリッド車や低燃費エンジン搭載車と比べると見劣りします。そのため、燃費を重視する人にはやや不満が残る可能性があります。
これらの弱点を踏まえたうえで、定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に乗ることが可能です。特にオイル管理とCVTフルードの交換を怠らないことが、トラブルを未然に防ぐポイントとなります。
前期・後期で維持費に違いはあるのか

ステップワゴンRK型の前期型(2009年~2012年)と後期型(2012年~2015年)では、基本的な維持費は大きく変わりません。ただし、既に触れた様に燃費が改善されていたりなど、いくつかの要因によって維持費に差が出るケースもあります。
税金の違い
前期・後期ともにエンジン排気量は同じ2.0Lのため、自動車税の額に違いはありません。ただし、購入時期によってエコカー減税の適用条件が異なるため、中古車購入時の税金負担が変わることがあります。
修理やメンテナンス費用
前期型は発売からの年数が長くなっているため、消耗部品の交換や修理が必要なケースが増えてきます。特に、CVTの不具合やスライドドアのモーター故障など、年式が古いほど発生しやすいため、修理費用がかかる可能性があります。
これらの要素を踏まえると、燃費や修理のリスクを考えると後期型のほうが維持費を抑えやすい傾向にあります。ただし、前期型でも状態の良い個体を選べば、そこまで大きな差は出ないでしょう。
中古で買うなら前期と後期どちらが良い?

中古車としてステップワゴンRK型を購入する場合、後期型を選ぶ方がメリットが多いといえます。理由は、改良が施されており、信頼性や快適性が向上しているためです。
改良点が多く、トラブルのリスクが低い
後期型では、CVTの制御が見直され、発進時のジャダー(振動)の発生率が低減されています。また、スライドドアの開閉機構の耐久性も向上しているため、長く乗るなら後期型のほうが安心できるでしょう。
装備の充実度が高い
後期型では、一部のモデルにLEDテールランプが採用され、ヘッドライトのデザインも変更されています。また、インテリアの質感も向上し、オートエアコンの制御がより快適になるなど、細かな改良が加えられているため、使い勝手の面でも後期型が優れています。
中古価格の差が小さい
RK型の中古市場では、前期型と後期型の価格差があまり大きくないことが多いです。状態が良く走行距離の少ない前期型と、標準的な走行距離の後期型が同じくらいの価格で販売されているケースもあります。そのため、同じ予算であれば後期型を選ぶほうがコストパフォーマンスが良いでしょう。
ただし、前期型でもメンテナンスが行き届いている個体であれば、問題なく乗ることは可能です。特に低価格で購入したい場合は、前期型の良質な車両を選ぶというのも一つの選択肢です。
以上のことから、基本的には後期型をおすすめしますが、予算や車両の状態次第では前期型も検討の価値はあると言えるでしょう。
ステップワゴン RK5の前期型と後期型の違い 総まとめ
- ステップワゴンRK5は2009年10月に登場し、2012年4月に後期型へマイナーチェンジ
- 後期型はフロントグリルやヘッドライトのデザインが変更され、よりシャープな印象
- テールランプは前期型が横長デザイン、後期型は縦長LEDで視認性が向上
- バンパーは後期型の方がスポーティなデザインで、一部グレードにはディフューザー形状を採用
- 後期型はECU調整により燃費がわずかに改善し、実燃費で0.5~1.0km/L向上する傾向
- 前期型と後期型でエンジン(R20A型)は共通だが、制御が最適化されている
- 「スパーダ クールスピリット」は最上級グレードで、専用エアロと上質な内装を採用
- 「スパーダZ」と「スパーダS」は装備が異なり、ZはHIDヘッドライトやパドルシフトが標準
- スライドドアの開閉機構は後期型で耐久性が向上し、不具合の発生率が低減
- RK型の弱点として、エンジンオイルの消費が多い点があり、こまめな管理が必要
- CVTは走行距離が増えるとジャダー(振動)が発生しやすく、フルード交換が推奨される
- 後期型は装備の充実度が高まり、安全性能や快適性が向上している
- 維持費は基本的に大きな差はないが、燃費や修理リスクを考慮すると後期型が有利
- 中古車市場では前期型と後期型の価格差が小さく、状態が良い後期型が狙い目
- 前期型でもメンテナンスが行き届いていれば十分に実用的で、低価格で購入できる場合がある
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